「座ると股関節に痛みが出る」
という患者さんが来院されました。
股関節をとりまく筋肉はたくさんあり
臀部の筋肉群、大腿部の伸筋群、屈筋群、内転筋群があります。
やわら療術は筋肉の体質別治療なので
その方の筋肉体質に合わせて施術をしていきます。
やわら療術の筋肉理論によると
大腿部の筋肉には回転する方向性があり、
それは筋肉体質によって異なります。
その患者さんの体質の方向に筋肉を捻じると
凝り固まった筋線維が「ほどけて」いくのが
分かります。
この患者さんは硬くなった大腿部の筋肉が
股関節の痛みの原因の一つだったので
それだけでも痛みが改善しましたが、
座った状態での腸骨のズレも原因だったようで、
仙骨と腸骨をつなぐ「仙腸関節」を調整することで
痛みはほとんどなくなりました。
1回の施術で痛みは軽減しますが、
最初の頃は元の状態に戻ろうとする力が強いので
筋肉が正しい状態を覚えるまで施術間隔を
あまり空けないように数回施術し
体に覚えこませることが大切になってきます。
お電話ありがとうございます、
永田治療院でございます。