朝、眠い目をこすりながら起きて、
洗面所で顔を洗おうと前屈みになった瞬間、
「ズキーン!と腰に痛みが走った!」
という経験のある方も多いでしょう。
私も過去にひどいギックリ腰を2回ほど経験しています。
どちらもあぶら汗が出るくらいの痛みでした。
ギックリ腰は難しく言うと「腰椎捻挫」「腰部の筋肉の炎症」であり
腰の筋肉が炎症を起こしている状態です。
体が悲鳴をあげている状態ですから「安静にする」のが基本になります。
炎症を抑えるため、消炎効果のある湿布をするのも良いでしょう。
炎症のある筋肉は腰部の深層部にあります。
また、炎症部に直接アプローチ出来る「鍼」はとても効果的です。
ギックリ腰など炎症のある時は、患部を揉んだりすると
痛みが緩和されるような感じがしますが、
逆に炎症が悪化してしまう場合もあるので注意が必要です。
東洋医学的には炎症が起きている部分は熱を持っていて
「実(じつ)」の状態にあると考えます。
「実(じつ)」とは風船に例えると、
空気が入り過ぎていてパンパンになっているようなイメージです。
空気がどんどん入ってしまい破裂した状態が「ギックリ腰」です。
また、空気が抜けて風船がしぼんでいる状態は「虚(きょ)」といいます。
こんな状態の時は「お灸」をしてあげることで
空気が中に入って元の風船の状態になります。
体が冷えて腰が鈍く痛いときが「虚(きょ)」の状態になります。
鍼とお灸を上手につかって年末年始を乗り切りましょう!
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永田治療院でございます。